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DIY初心者でもできる!アクリル板の正確な切断テクニック

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アクリルを使ったDIYに挑戦してみたいけど難しそうだと思っていませんか?

自分も昔はアクリルでコレクションボックスを作りたいけど、加工が難しそうなので躊躇していました。

ですが、いまでは木工と同レベルぐらいの気軽さで扱っています。

この記事をオススメする方

  • アクリル板を自分で切断したい方
  • アクリル板をキレイに切断したい方
  • 電動工具を持っていない方

アクリル板はその透明で美しい外観から、DIYや製作活動において人気のある素材です。

しかし、素材の特性上、誤った切断方法や不適切な道具の使用は、簡単に予期せぬ問題を引き起こす可能性があります。

この記事では、電動工具を使わずにアクリル板を正確にかつ美しく切断するためのテクニックに焦点を当てます。

初心者から経験者まで、どなたでも参考になるような5つの重要なポイントを紹介するので、アクリル板の切断に悩んでいる方や、より良い仕上がりを求めている方は、ぜひこの記事をお読みいただき、切断技術を身につけてください。

技術だけでなく、切断に使う道具も大事な要素なので、併せて紹介します。

目次

アクリル板切断に必要な物

  • アクリルカッターまたはノコギリ
  • 金属製の定規
  • 下敷き(不要な物)
  • 紙ヤスリ
  • 必要に応じて保護具

アクリルカッター

一般的に電動工具を使わずにアクリル板を切断するには、アクリルカッターを使用します。

先端が鉤状になっているカッターでプラスチックカッターという名前でも販売されていますね。以前はダイソーにも販売されていたようですが、現在オンラインショップにも無いです。

ホームセンターかネット通販で購入しましょう。

アクリルカッター

V字に削っていくので、後から行うヤスリがけが面倒です。

アクリルカッター切断イメージ
切断イメージ

アクリル板の厚みが1mmから2mmであれば普通のカッターナイフでも切断できると思いますが、2mmは時間がかかるので自分は素直にアクリルカッターを使用します。

ノコギリ

最近はアクリルカッターではなく、ノコギリを使用してアクリルの切断をしています。

ホームセンターで購入した「ピラニアⅡ」というノコギリを使っていましたが、最近ゼットソーの「パイプソーフラット225」を購入。

アクリル用ノコギリ

アクリルカッターに比べ切断面がキレイに加工でき、仕上げのヤスリがけが楽になるためアクリルカッターよりもオススメです。

アクリルノコギリ切断イメージ
切断イメージ

アクリルに飽きたら粗大ごみの切断にも使えますしね。

金属製の定規

アクリルを真っ直ぐに切断するために必要です。

100円ショップにもあるので手に入りやすい。

ダイソーの金属製定規

厚みのある定規の方がカッターの刃が乗り越えにくいので安全。

端には金属が貼り付けてあるので、定規が削れる心配もありません。

定規の端に金属が貼り付けてある

下敷き(不要な物)

アクリルを切断する際に下敷きがないと、テーブルや作業台がボロボロになってしまいます。

下敷き
ボロボロになったPPシート

捨てても良いような下敷きを用意しましょう。

端材や100円ショップで売っているPPシートなんかが良いですね。

紙やすり

切断面を整えるために使用するので、数種類用意します。

自分は色々な番手をケースに入れてストック。

ダイソーには色々な番手が入った紙ヤスリセット販売されているので、ホームセンターで1枚ずつ購入するよりも良い。

ダイソー紙ヤスリ

耐水と研ぎ用どちらでも問題なくやっているので、そこまで神経質になる必要はないと思います。

保護具

アクリルカッターや破片などで怪我をしないように必要に応じて耐刃グローブやゴーグルなど装備しましょう。

耐刃グローブはゴワゴワするので装備していません。

ゴーグルはミニリューターで作業する際には装備しています。

保護メガネ

有ると便利な物

  • 差金
  • スコヤ
  • T型定規

差金、スコヤは直角を確認するのに便利です。

小さいなサイズの物もある。

スコヤと差金

T型定規を使うと、直角出しと溝掘りが同時に出来る。

T型定規

アクリル板を切る流れ

アクリル切断の流れは以下のとおりです。

  • 位置を決める
  • アクリルカッターで溝を掘る
  • 折る
  • 紙やすりで整える

設計図を書いてから工作に取り掛かると思いますが、アクリルカッターの刃厚を考えておかないと最終的にズレが生じるので注意が必要です。

コレクションケースのような箱物を作る際には切断位置は重要なポイントとなってきます。

必要な大きさと同じ位置(破線)にアクリルカッターの刃を入れると、仕上げの段階で赤色の部分を削るので予定よりも小さくなる。

アクリル切断失敗イメージ

必要な大きさよりも、少し大きく切断する方が調整しやすい。

アクリル切断成功イメージ

ウエルカムボードのようなmmサイズの違いがあっても良い物は、多少のズレは関係ないかもしれません。

マーキングゲージがあると同じサイズに線を引けるので便利です。

アクリルマーキングゲージ

切断位置を決める

アクリル板は保護のためにマスキングされています。

接着する段階まで剥がさないようにしてください。

剥がしても良いですが、その分不要な傷がつくリスクが高くなります。

マスキングに切断位置をペンや鉛筆で印を入れて金属製定規を当てる。

切断後に紙やすりで整えるので、必要なサイズよりも刃厚分ぐらい大きめに位置を決めると良い。オルファの刃厚は約0.5mmです。

アクリルと定規

このときに直角が出せるとあとの作業が楽になるので、差金かスコヤが有ると便利なのです。

定規に沿ってカッターで削る

定規が動かないように固定してアクリルカッターでアクリルに溝を掘っていきます。

アクリルカッターは切るというよりも削って掘ると言った方が良いでしょう。

赤矢印部分をアクリル板に当てて削っていきます。

アクリルカッター切断位置

一気に削ろうとせずに、最初はアクリルに傷を付けるぐらいのイメージで。

定規を固定するのが難しいなら滑り止めが付いた定規を使うか、滑り止めシートを間に挟むと楽になりますよ。

アルスケ
滑り止め付きの定規

アクリル板を深く削る

最初は浅い溝もアクリルカッターで削るとどんどん深くなっていきます。

削りカスが散らばっていると思うので、目に入ったり子供が口にしたりしないように注意しましょう。

アクリル削りカス

だいたい板厚の2分の1から3分の2まで削っていけばOK。

切り出し位置も深く削る

アクリルカッターの切り出し位置はどうしても溝が浅くなってしまうので、アクリル板の向きを変えて切り出し位置も深く削っていきます。

写真では上側が浅い状態です。

アクリル板切断中

人によっては切り終わりも浅くなる。

アクリル切り出し

全体的に溝が出来ていないと、折る工程で浅い場所が斜めに割れるなど失敗の原因になるので注意。

アクリル板を折る

必要な深さに削ることができたら、溝がある面を上にして折ります。

初めて折るときは本当に折れるのか心配になると思いますが大丈夫です。

テーブルや作業台の端で折ると簡単に折れます。

アクリル折る

切断面で手を切らないように注意しましょう。

安易に切断面を触って指を切ったことがあります。

端が狭く折るのが難しい場合には、ペンチやプライヤーで掴むと折りやすい。

アクリルペンチで折る

紙ヤスリで整える

アクリルカッターで切断すると断面が図のようになっています。(分かりやすく大袈裟な図にしている。)

接着する場合には断面を整えないとキレイに完成しませんし、断面が荒れているとケガをする可能性もあるので、紙ヤスリで整えます。

番手の小さい物から大きな物へ切り替えて整えていきます。

1000番の紙ヤスリまで使うとピカピカになりますよ。

ノコギリで切断すると断面が比較的キレイな状態なので、整える作業も楽に終わります。

ノコギリで切断した断面

アクリルカッターに比べ切断面がキレイ

アクリル切断面ノコギリ

棒ヤスリを持っている人は使っても良いですが、最終的な仕上げは紙ヤスリで整えるのをおすすめします。

棒ヤスリ

アクリル切断まとめ

アクリル切断に必要な物は以下のとおりで、必ずしも電動工具は必要ありません。

人力でも十分に切断可能です。

    • アクリルカッターまたはノコギリ
    • 金属製の定規
    • 下敷き(不要な物)
    • 紙ヤスリ
    • 必要に応じて保護具

切断の流れも4つしかないので、やってみると意外と簡単だと感じると思います。

    • 位置を決める
    • アクリルカッターで溝を掘る
    • 折る
    • 紙やすりで整える

あとは何事も経験ですね。

アクリルの端材をダンボール1箱分売っているショップもあるので、練習用に購入しても良いと思います。

端材といっても大きめのサイズもあるので、工作に使えたりしますよ。

アクリル切断にオススメする道具

カッターは大きめの物を購入した方が持ちやすい。

シンワのアル助は裏面に滑り止めがあるので、安定した切断ができます。

紙ヤスリはダイソーで購入した方が良いです。

棒ヤスリを購入するならツボサンのヤスリを選んだ方が長く使えます。

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