「ものさし」と「定規」、そして「直尺」という三つの道具について、それぞれの違いを考えたことはありませんか?
中でも、「定規」は学校での授業で使われることが多いと思います。
一方で、「ものさし」という言葉は少し古臭く感じられることがあるかもしれませんし、「直尺」についてはあまり知らない人もいるかもしれません。
- ものさし:長さを測る物
- 定規:線を引く物
- 直尺:両方の使い道
この記事では、これらの違いについて詳しく説明します。
画像はダイソーで直尺と思って買ったら「定規」だったやつです・・・
定規って書いあったけどね・・・デザイン的に直尺って思うでしょ?
使用目的の違いが存在する
そもそも「ものさし」と「定規」には使用する場面が違ってくるので間違えないようにしないといけません。
合わせて「直尺」も解説します。
ものさしとは
「ものさし」といえば家庭科の授業で裁縫セットに入っていたのを覚えている人も多いのではないでしょうか?
日常生活では、あまり見る機会のない計測道具です。
布や紙、木材などの長さを測る際に使うのが一般的な使い方になります。
ものさしと聞いて想像するのは竹製のものさしではないですか?
竹製の「ものさし」は、その軽さと伸縮性の低さから、特に布地を測る際に適していて、素材を痛めにくいという特徴もあります。
この竹製の「ものさし」には、数字の表記が一般的には存在しません。
代わりに、特定の長さを示す目印が刻まれていることが多く、5センチメートルや10センチメートルごとに目印があり、これを使用して長さを測定します。
また、竹製の「ものさし」はデザインが統一的で、学校の授業などで統一的に使用されることが多いので、多くの人にとって懐かしい道具かもしれません。
定規とは
「定規」は直線を引いたりカットしたりするための道具で、多くの場合、目盛りと数字が刻まれています。
しかし、目盛りがない「定規」も存在し、直線を引く際には便利です。
目盛りと数字が刻まれているので、長さを測ることも出来ますが、基本的な用途は直線を引いたりカットするための道具ってことを覚えておけばOK。
また、「定規」の0の位置は端からではなく、少し内側になっています。
これは、数学の授業や図形を描く際に、0の位置に鉛筆やシャープペンシルなどを当てやすくするためです。
端が0だと目的とする長さの線が引けませんよね。
直尺だと0から線を引くのが難しいです。
直尺とは
「直尺」は「ちょくじゃく」と読むのが正解です。
「直尺」は、「ものさし」と「定規」の両方の機能を組み合わせています。
直線を引くことも、長さを計測することも可能な便利な道具なので、特にDIYでは活躍してくれる道具です。
マーキングゲージを使うことで、任意の長さを簡単に何度でも引くことが可能。
マーキングゲージは自分でも作れるので持っておくと便利ですよ。
多くの直尺はステンレスで出来ているので、カッターなどでの切断に活用する人もいますが、自分はそのような使い方は基本的にしません。
なぜなら、金属製とはいえ何度もカッターなどを当てていると、削れてしまって本来の用途として使えなくなるからです。
カッターで直線に切りたいときには、金属のガードがついている定規やステンレスの1枚板を使用しています。
まとめ
この記事では、「ものさし」、「定規」、そして「直尺」について、その違いや使い道について解説しました。
- ものさし:長さを測る物
- 定規:線を引く物
- 直尺:両方の使い道
これらの計測道具は、単なる長さを測るだけでなく、直線を引いたりカットしたりするための便利なツールとして、多くの場面で活用されています。
竹製の「ものさし」は布地を測る際に適しており、その軽さと伸縮性の低さが特徴です。
一方、「定規」には目盛りが一般的に刻まれており、その多彩な用途は学校の授業からプロジェクトやDIY作業まで広がります。
そして、「直尺」は、「ものさし」と「定規」両方の機能も備えています。
使途に合わせてこれらの道具を使い分けることで、仕事や趣味をより効果的にこなすことができるでしょう。
また、それぞれの道具には、歴史やデザインなど独自の要素が詰まっており、これを知ることで、日常の小さな道具にも新たな魅力を見出すことができるかもしれません。