1年間で約300冊の漫画本を電子書籍化してきた一砂です(@kazunabear)
今回は300冊の漫画本や雑誌を電子書籍化してきた中で気がついたことなどを紹介しようと思います。
あわせて電子書籍化するために必要な機材なんかも紹介しますね。
本を電子書籍化(自炊)することのメリットやデメリット
本を電子書籍化することを自炊ってネット上では言いいます。ですが誰が言い出したのかはわかりません。
一般に自炊って言えばご飯を自分で作ることですしね。
自炊することのメリット
- 本を大量に持ち運べる
- 劣化しない
- 保管スペースが要らない
- 内容を検索してすぐ表示できる
- 書き込みしても簡単に消せる
- Kindleなどと違い自分の物である
思いつくだけをざっと挙げてみました。
電子書籍化(自炊)したいって思っている人の多くは検索したいとか、大量に持ち運べるとかが主な理由ですかねぇ?
自分は実家に大量の漫画本を置いたままなので、それらを電子書籍化して実家の荷物を減らそうっていう理由が大きかったかなって思います。
300冊程度の自炊ではまったく減っていませんけどね。
劣化しないっていうのも大きいですよ。紙だとどうしても劣化して黄ばんでききたりボロボロになってきたりしますが、データだとそんなこと無いですからね。
最後の自分の物っていう補足説明をしますね。
AmazonのKindleなどのサービスを利用している人で勘違いしている人も居るので書いておくと、いま購入している電子書籍は本を読む権利を購入しただけです。
つまり仮に明日Amazonなどが電子書籍のサービスを終了した場合には購入した本を読むことができなくなるのです。
自炊したデータは自分が利用するためなら何をしても問題ありません。
データの販売などしてはいけません。
自炊することのデメリット
- 本を切断する必要がある(切断しない方法もある)
- データが消えてなくなる可能性がある
- 自炊するための機材を用意する必要がある
- 切断してスキャンして・・・面倒くさい
切断しなくてもスキャンできる機材もありますが、綺麗にスキャンして残したいなら切断する方法が良いと思います。
紙のままなら火災や災害などで失われない限りは手元に残りますが、データ化した場合はバックアップを取っておかないと消えてしまう可能性がありますね。
自炊するために道具を集めると簡単に数万円のお金がかかるので、費用対効果で考える必要があるでしょう。レンタルしてしまうのも手ですね。
電子書籍化(自炊】するために必要な道具など
昔は業者に頼んで電子書籍化するって方法もあったみたいですが、現在は無いのかな?データは簡単に複製できるので禁止になったのか?
話が逸れましたね・・・今回は自分が電子書籍化するときに使用している道具を紹介します。
- カッターマット
- カッターナイフ
- ロータリーカッター
- 定規(数種類)
- 0.3mm製図用シャープペン
- ドキュメントスキャナー
- パソコン
カッターマット
本を裁断するのに自分はロータリーカッターを使用しているので必須アイテムとなります。
何度もカットすることになるので100均の物よりもちゃんとした物を購入することをオススメします。
自分はLIONのB4サイズの物を使用しています。自炊生活する前から使用してるのに全然壊れる気配なしです。
カッターナイフ
ロータリーカッターで一度に裁断することができれば一番良いのですが、漫画本サイズでも3分割にしないと裁断できないので、カッターナイフで3分割にします。
使用するカッターナイフはどこのメーカーでも良いと思います。細い刃のカッターナイフよりもしっかり切れる厚刃の方が良いでしょう。
セリアで購入したチタンコートカッターナイフが切れ味も良くてオススメ。
ロータリーカッター
本を裁断する主役となります。OLFAの45mmロータリーカッターを使用。
安全のためにハンドルを握ったら刃が出るタイプにしました。
購入するならOLFA一択だと思います。
定規(数種類)
ロータリーカッターで綺麗に切断するために必要となります。
まず短い直尺で切断するサイズを決めます。
サイズを決めたらアルミの定規を決めたサイズに合わせて置いて切断していきます。
カバーなどは透明の定規を活用して切断。
定規の使い方は別の記事にまとめますね。
0.3mm製図用シャープペン
上で紹介した定規と合わせて使います。太い物よりも細い物を使用した方がスキャンしたときに目立ちにくいです。
ドキュメントスキャナー
スマホのアプリにもスキャナーアプリはありますけど漫画1冊でも200ページぐらいあるので1枚1枚スキャンするなんて無理に近いですよね?
そこで活躍するのがドキュメントスキャナーです。
本を裁断しなくてもスキャンできる機種もありますが今回は自分が使用している『Scan Snap ix1500』を紹介します。
両面同時スキャンが出来て、さらに読み込み速度は1秒に1枚以上です。
今後本の自炊を続けていくなら必須とも言える道具ですね。
カラーはブラックとホワイトの2色となっています。
本を裁断しなくて良いスキャナーがあるなら、その方が良いと思いますか?
ですがデータ化する目的の一つに本を片付けることもあるんじゃないですか?
その場合、裁断してしまった方が廃棄するにも抵抗ないですよ。
数枚の紙ならアプリでも
学校や職場などで配布される数枚の紙ならスマートフォンのアプリを活用して保存することで簡単にデータ化できますね。
いろいろスキャナーアプリもあるので、どれを使うか迷ってしまいます。
自分が今の所使っているのは『Adobe Scan』と『Scannable』です。
特に『Scannable』はEvernoteに直接保存できるので便利なアプリ。
パソコン
Scan Snap ix1500にはスマートフォンと接続してそのまま保存する機能があるのですが、やはりデータの管理やPDF化したデータの結合、修正などはパソコンが圧倒的に便利です。
それに大量の本を自炊してスマートフォンにそのまま保存するなんてことは容量も圧迫してしまいますしね。
ちなみに、A5サイズのコミック(キングダムなど)を1冊スキャンすると大体120MBぐらいになります。
10冊で約1.2GBですね。
Scan Snap ix1500はWi-Fiでもパソコンにスキャンしたデータを送ることができます。ですが自分は通信の安定性を考えUSBの有線で接続しています。
やはり安定感は有線の方が勝ってますね。
自炊化するための道具まとめ
今回紹介した道具は自分が自炊してきた中で最低限あった方が良いと感じたものになります。これら以外にもあるので、それぞれ記事の中で紹介していきますね。
今回紹介した物一覧
- カッターマット
- カッターナイフ
- ロータリーカッター
- 定規(数種類)
- 0.3mm製図用シャープペン
- ドキュメントスキャナー
- パソコン
本の裁断は始め罪悪感がありますが、すぐに慣れますよ。