勉強は嫌いでも文房具が好きな一砂です(@kazunabear)
皆さんは万年筆ってどんなイメージを持っていますか?
『高そう』とか『手入れが必要でめんどくさそう』とかあると思います。
特に高そうってイメージが自分にもありましたが、そんなイメージをブチ壊す万年筆が発売されているので紹介しますね。
それはプラチナが発売している万年筆『preppy(プレピー)』です。
安いのにちゃんとした万年筆で、万年筆に興味があるけど1歩踏み出せないって人にオススメですよ。
プラチナ万年筆『プレピー』
プレピーがどんな万年筆なのかを写真を交えて紹介してみようと思います。
外観

プレピーは本体がクリアになっていて、中のインクやペン先が見えるようになっています。
preppyって印字やバーコードは本体に直接印字されているので、爪でガリガリした程度で剥がれることがありません。
まぁ万年筆入門編として手にとってみる分には問題ないでしょうけどね。
長さは138ミリです。
中身

ペン先はステンレスです。
購入したのは『細字03』なのでペン先に『03』と刻印が入ってます。

キャップの中にバネがついた蓋がプラチナ万年筆が特許を持っている『スリップシール機構』です。

今までの万年筆はインク内の水分が蒸発していき、使用せずに3~6ヶ月置いておくとインクが固まって書けなくなってメンテナンスをしないといけなかったのを『スリップシール機構』で解決して1年経っても乾かないことに成功したのです。
インクカートリッジが本体内に入っているので、使う前に差し込まないとインクがペン先に来ていないので書けません。
買ってすぐに使えないのも万年筆の特徴ですね。
ペン先の太さ
プレピーは3種類の太さがあります。
- 極細EF 02
- 細字F 03
- 中字M 05
値段
値段は初心者向けっていうこともあって、とても安くなっています。
極細が『400円+税』
細字、中字が『300円+税』
万年筆がこの値段で買えるってスゴくないですか?
ちょっと高いボールペンよりも安いんですからね~
カラーバリエーション
本体カラーバリエーションは
極細は3種類
- ブラック
- ブルーブラック
- レッド
細字は7種類
- ブラック
- ブルーブラック
- レッド
- ピンク
- バイオレット
- イエロー
- グリーン
中字は3種類
- ブラック
- ブルーブラック
- レッド
本体色と同じインクが付属しているので、購入時は注意が必要です。
違う色を入れたい人はカートリッジを購入しましょう。
プレピー使用してみました
小倉のロフトに売っていたのですが、上記のようにカラーバリエーションが豊富ではありませんでした。
ですが、自分が欲しかった細字のブラックが置いてあったのでちょうど良かったです。
購入したプレピー

上で出てきましたけど・・・
ペン先は『細字』、インクは『ブラック』です。
パイロットの『kakuno(カクノ)』っていう万年筆も持っていて、そちらは極細EFなので、細字にしてみました。
プレピーは職場で使う予定なので、インクカラーはブラックに。
インクのセット
ペンにインクカートリッジがセットされていないので、挿し込む必要があります。
特に差し込み方などの方法が書いていないので、はじめて使う人は迷うと思いますので、公式サイトに載っていた方法を書いておきます。
- ペン先を下にする
- カートリッジを右回しで挿し込む
- ペン先にインクが流れてくるまで待つ
カートリッジを右回しって書いてありますが、ネジじゃないのでどちら回しでも良いし、回さなくても挿し込めます。
カートリッジを挿し込んだ瞬間は写真のようにインクが滲んだ状態で、ペン先までインクが到達していません。

早く使いたいって人はカートリッジを軽くつまむか、ペンを上下に振るとインクが流れていきます。
使用感

使ってみた感想としては、カクノのペン先がEFだったのもありますが、細字のわりに結構太いかなって印象です。
購入したロフトには試し書きのペンがなかったし、細字で良いと思って購入したので文句は言いませんが、購入を考えている人は試し書きができるところを探してみた方が良いですね。
ちなみにノギスで測ってみたら0.7ミリぐらいです。
書き心地としては、スルスルとインクが出てきて、紙に引っかかるような感じはありません。
300円という安さで、この書き心地を実現しているのだから日本の技術は凄いですよね。
インクの補充方法
プレピーの本体内にインクカートリッジが1本入っていることは上記で説明しましたが、そのカートリッジを使い切ったらインクを補充しないといけません。
補充方法は2通りあるので、好きな方法で補充してみましょう。
カートリッジ
圧倒的に簡単なのはこのカートリッジを交換する方法です。
同じ色のカートリッジを購入してきて、空になったカートリッジを引き抜いて新しいカートリッジを挿し込むだけですね。
もしも他の色を試したくなった場合は、プレピー内に残った元のインクを洗い流す必要があります。

コンバーター
万年筆にはコンバーターといって元々インクが入っているカートリッジと違って、自分が好きなインクを入れることができる物があります。
入門編のプレピーにわざわざコンバーターを使ってまで使い続けようって人は少ないと思いますので、こちらは参考程度までに・・・
しかもプレピーよりコンバーターの方が高いですしね。
手入れは必要?
プラチナ万年筆が開発した『スリップシール機構』のおかげで、長い間使わなくてもインクが乾いて固まらないっていう画期的な万年筆になっているので、普通の万年筆のように定期的に洗浄などする必要はありません。
手入れをするとしたら、使いたいインクを変えたいときに洗浄するぐらいです。
プレピーと同じスリップシール機構を装備したプレジールのメンテナンスをしました。
>>メンテナンス記事<<
まとめ
万年筆に興味があるけど、いきなり高い万年筆に手を出すのはちょっとって思っている人には、かなりオススメできます。
価格は安いのに書き心地はしっかり万年筆なので、万年筆の使い方に慣れるのにも良いですね。