auひかりユーザーの一砂です(@kazunabear)
auひかりはKDDIの光回線を利用したインターネットサービスです。
光回線なので、理論値として最大1Gbps(契約内容によっては5Gbps、10Gbpsが選べます)の速度が出ます。
実際そこまで速度が出ることはありませんが・・・無線LAN(Wi-Fi)に接続していて、どうもインターネットの速度が遅いってことはありませんか?
それはもしかしたら、ホームゲートウェイの無線規格のせいかもしれませんよ。
タイトルでは分かりやすくモデムとしましたが、auひかりからレンタルしている白いやつはホームゲートウェイといいます。
ひかりちゅら(沖縄)ではホームゲートウェイをBL1000に交換してもらえないとの情報がありましたので、ひかりちゅらを契約している人は無理かもしれません。
auひかりのホームゲートウェイとは
ホームゲートウェイは、インターネットサービスで光回線を使うときに必要な機器のことで、auひかりに加入したら必ずレンタル品として届きます。
ひかり電話を使用するのにも必要になってくるルーターです。
ルーターとは複数台の機器(スマホやパソコン、ゲームなどをインターネットに接続させられるようにする機器になります。
auひかりのホームゲートウェイには無線LAN機能がついているので、別に機械を用意しなくても無線LANを使ってインターネットを利用することができます。
BL150HWには無線機能がついていません。
他の機種でもauスマートパスに加入していない人は毎月500円の利用料金が発生します。
無線規格が古いタイプかも?
2018年3月1日以降にauひかりに加入した人はBL1000HWという新型のホームゲートウェイをレンタルされていますが、それ以前に加入した人は無線規格が古いタイプのホームゲートウェイを使っています。
自分は2016年に加入したので、古い型のBL900HWというホームゲートウェイを使っていました。
auひかりのホームゲートウェイは現在7種類存在していて、最新のものと古いものでなにが違うかというと、使える無線の規格が違うんです。
表にするとつぎのようになります。
機種名 | 対応無線規格 | 通信速度(最大) |
BL1000HW | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax | 9.6Gps |
BL900HW | IEEE802.11a/b/g/n | 600Mbps |
BL190HW | IEEE802.11b/g | 54Mbps |
BL170HV | IEEE802.11a/b/g | 54Mbps |
BL902HW | IEEE802.11a/b/g/n | 600Mbps |
BL172HV | IEEE802.11a/b/g | 54Mbps |
BL150HV | 無線機能なし |
表を見てもらうと分かると思うのですが、最新型は9.6Gpsもの速度に対応しているのに対して古いホームゲートウェイは54Mbpsしか速度が出ません。
auひかりは理論値として1Gpsで場所や時間帯によって違いますが、実際には200~300Mbps出たら良い方です。
ですので200~300Mbpsの速度を快適に利用しようと思った場合、最低でも600Mbps以上の速度に対応しているBL900HW、BL902HW、BL1000HWを使用しないとダメってことなのです。
BL900HW、BL902HWよりも古いタイプを使っている人は今すぐ交換することをオススメします。
11acが現在の主流
現在無線LANの規格として主流なのはIEEE802.11acです。BL900HWやBL902HWはIEEE802.11nまでにしか対応していないので、スマホやゲーム機などが新しい11acの無線規格に対応して高速通信できるのに、ホームゲートウェイの無線規格がそもそも古くて遅いと意味ないですよね。
スポーツカーで速く走りたいのに道が狭くて速く走れないって感じです。
11ac対応のBL1000HWに交換
現在うちの環境はすべて無線LAN(Wi-Fi)で接続しているのですが、BL900HWを使っているときも遅くはないのですが光回線っていう実感がありませんでした。
そこでホームゲートウェイの新型が出ているという情報を入手して交換したので、交換の流れを紹介します。
auひかりホームゲートウェイの交換申し込み
ホームゲートウェイの交換をするにはauひかりのサポートに電話で連絡する必要があります。
0077-7079(無料)
年中無休(9:00~18:00)
オペレーターにつながったら、ホームゲートウェイを交換してほしいと伝えましょう。
ホームゲートウェイを自己都合で交換する場合は手数料が3000円かかります。この料金は後日普段の料金に追加されてくるので、いつもより利用料金が高いって思ったら、この手数料です。
ホームゲートウェイが届いたら
箱からホームゲートウェイとLANケーブル、電源ケーブルなどを取り出して、すべて揃っているか確認します。
そろっていたら、いま使っているホームゲートウェイと交換するだけですね。
ケーブルの刺し間違えがなければ、有線でつながったパソコンなどは、すぐに使えます。
無線LANはIDやパスワードが変わっているので、それぞれの機器で設定の変更をしましょう。
新しいホームゲートウェイは申込みから数日から長くても10日程度で届くと言われましたたが、自分の場合は申込みから3日で届いたので、混雑していなければすぐに届きます。
古いのは返却
取り替えた古いホームゲートウェイは、レンタル品なので返却する必要があります。
自分は新しいホームゲートウェイが入っていた箱に入れて返却しました。
返却したものは以下のとおりです。
- 古いホームゲートウェイ
- 電源ケーブル
- LANケーブル
- 説明書
LANケーブルと説明書は返却するのかどうか分かりませんでしたが、持っていても意味ないので返却しました。
LANケーブルについてはどれがレンタル品か分からなくなっていたので、家にあったケーブルを入れておきました
箱とは別に着払い用の伝票が届くので、その伝票を貼って返却しましょう。
無線機能を使う注意点
auひかりのホームゲートウェイで無線を使ってインターネットをしようと思うと月額500円利用料金が発生します。
auのスマホを利用していてauスマートパスに加入していれば無料です。
月額500円で年間6000円なので、自分がもしもauのスマホユーザーじゃなかったらホームゲートウェイに別の無線LAN機器を接続していたはずです。
どういうことかというと、ホームゲートウェイのLANポートに、自分で用意したIEEE802.11ac対応の無線LANルーターを接続することで、11acの無線LAN環境になるんです。
auユーザーなのでauひかりにしたんですけどね。
オススメなのはNECの無線LANルーターです。BL1000HWもNEC製ですので相性も良いです。
現在はデスクトップパソコンの無線子機として使用しています。
おわりに
ホームゲートウェイは時代の変化に合わせて自分で交換していく必要があります。
交換に3000円の手数料が必要ですが、古い規格のまま使用していると、せっかくの光回線が無駄になってしまいますね。
インターネットだけじゃなくて、NASといった家庭内にハードディスクを置いてデータをやり取りする場合も通信速度が早い方が良いにきまっています。
機会をみてホームゲートウェイをBL1000HWに交換してみてはどうでしょうか?11axっていうまだ主流になっていない規格も対応していますしね。